発見!福島男子
ナポリピッツァに魅了され、「本場さながらのピッツェリアを福島で!」の情熱福男
福島1丁目にあるピッツェリア「REGALO」のオーナーピッツァイオーロ新添智久さん
まさに職人技! 本物のナポリピッツアがあっという間に完成!
優しい笑顔の新添さんも窯に向かうときは真剣そのもの。
高校時代にピッツア店とお寿司屋さんでアルバイトしたのをきっかけに、調理師学校に進み、就職の際は寿司店を選んだものの、初めて食べたナポリピッツァの衝撃が忘れられず、気づけばそのバイト先に出戻っていたという新添さん。
そこから、激動の人生が始まります。
22歳の時に、勤めていたピッツァ店が閉まることになり、イタリアンレストランに勤め始めたものの、「将来、自分で店をやろうと思った時に、どうしても料理人のイメージが持てなかった。ピッツァを焼いている自分しか想像できなくて…」と、27歳の時、単身イタリア修業に。
北イタリアから入り、その土地土地で交渉しながら働けるお店を探しては、さまざまなお店で腕を磨き、念願のナポリ入りを果たしたのですが、壁は高く、20数店回ってやっと1店のピッツェリアで本場ナポリピッツァを習得する機会に恵まれました。そこでの技術を持って帰国し、イタリアンレストランで働き始めた矢先、思ってもみなかったオファーが舞い込みます。
ナポリで150年以上続く老舗ピッツェリアでの修行の話。
「これっぽちも迷うことなく、すぐにイタリアに飛びました。今思っても人生で一番幸せな時間でした」
と当時を振り返る新添さんの顔には笑顔が。
日本人はおろか一族の家系の者しか受け入れてこなかった老舗で、まさに目からうろこの修行の日々。
「彼らは、常にナポリピッツァはこうだと言わず、うちのピッツァはこうだと言ってました。ただ伝統やナポリピッツァの流儀を守るのではなく、本当に美味しいものを提供するための柔軟な姿勢に目を覚まさせられました。ナポリピッツァとはこういうものだと自分の味をお客さまに押し付けるのではなく、お客さまに喜んでいただけるものを提供しなければ…と気づきました」
帰国後、数々のメディアで取り上げられる有名店のチーフピッツァイオーロとして活躍し、新添さん自身、多くのメディア取材も受ける花形料理人に。その後、別のイタリアンで総料理長を務めた後、37歳で独立。念願だった自分のお店をオープンさせました。
2013年にはナポリピッツァの世界大会で準優勝、2017年にはナポリピッツァ世界選手権国別対抗で見事優勝を果たし、その技術の高さとナポリピッツァに対する情熱を世界に認めさせました。
「イタリアではピッツァはもっと気軽に食べられる庶民の食べ物なんです。だから、私はここ福島で本場のピッェリアを再現したいんです」という言葉通り、世界第2位のピッツァを驚きの低価格で提供しています。
夢は生涯現役という新添さんの挑戦はまだまだ続きます。
この記事に関するキーワード
大阪市福島区吉野2-1-4
[ 創作料理 テイクアウト ]
“美味しい”がくれる笑顔と幸せな時間を、気軽にご家庭で。
大阪市福島区吉野2-15-8
[ 西洋料理 ]
「かしこまらない」街かどのレストラン。本格料理を普段着で
大阪市福島区海老江2-8-29
[ 鯖寿司(テイクアウト) ]
サバ博士が仕掛ける本当に美味しいとろ鯖寿司。 鯖専門店の直売所