境内にある石燈籠から、天治（1124年）、または大治（1131年）建立といわれる由緒ある海老江 八坂神社は、阪神電車「野田駅」から北方向に歩いて12分ほど。戦災に合わなかった海老江付近は、今でも古い民家や蔵のある家が残る趣きがある地域で、地元の方に親しまれています。

なんといっても八坂神社で有名なのが、毎年7月17日、18日に行われる夏大祭。各町の太鼓・地車が海老江の町内を駆け回り、迫力ある太鼓や鐘の音が響きます。子どもたちは元気いっぱいに太鼓・地車を引っ張り、若い衆の威勢のいい踊りも楽しめ、クライマックスの宮入りは毎年大盛り上がり！！　海老江がひとつになり、熱くなる夏大祭は、まさに地元の誇りです。

また、10月17日と18日には秋大祭が行われます。秋の夜、夏とは違った雰囲気が楽しめます。

2月に毎年盛大に行われる節分祭では、朝から厄除け・勝運・家内安全祈祷が行われます。境内ではどんど焚きや参拝者に甘酒、ぜんざいがふるまわれます。そして海老江八坂神社の節分祭といえば、豆まき！　3000袋の豆が年男・年女など氏子、崇敬者たちの「福は内」の掛け声とともに、邪気払いに訪れた人々に撒かれます。

毎年6月30日（夏越の祓では「茅の輪潜り（ちのわくぐり）」が行われます。）と12月30日に大祓式が行われたり、様々な行事が年中行われています。結婚式や七五三、お宮参りなどで利用する地元の方も多いそう。

そんな地元に深く親しまれている海老江八坂神社に、是非ともお参りに訪れてみてはいかがですか？