近年、ニュースなどでもよく目にし、社会問題となっている「ヤングケアラー」。

ですが、その実態をはっきりと理解している人は少ないのではないでしょうか。

「ヤングケアラー」とは、「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども」のことを指し、令和2年度の厚生労働省の調査によると、回答した中学2年生の17人に1人がヤングケアラーだったとされています。

そんなヤングケアラーの現状や支援について学ぶイベントが福島区民センターで開催されます。

講師の河西優さんは、「子ども・若者ケアラーの声を届けようプロジェクト」の発起人であり、自身も小学校高学年から母親の世話を行ってきたヤングケアラーでもあります。

当事者として、自身の経験談を踏まえて話をしてくれるため、よりリアルな話を伺うことができますよ。

勉強の時間が取れず、将来を諦めてしまう子どもや、ケアについて話せる人がおらず、心を閉ざしてしまう子どもが世の中にはまだまだ存在します。

自分には関係のない問題と思わず、まず知ることで、身近な問題として自分にできることを今一度考えてみませんか？