祖父の代から福島区生まれの福島区育ちという代表者が、まったくのボランティアで運営しているこども食堂L・D・Kが4月20日、野田阪神本通商店街に誕生しました。

ずっと空き家だった長屋を床や天井の補修も含め、一からすべて自分たちで行った手作りの空間です。

こども食堂と名乗りながらも、ただご飯を食べに来るところではなく、誰でもふらっと立ち寄れる“居場所”でありたいとは運営者の山本さん。

子どもはもちろん、一人暮らしの高齢者やちょっぴり子育てに疲れたママさんなど、誰もが肩の力を抜いて、誰かに気兼ねすることなく、おしゃべりしたり、ご飯を食べたり、お茶を飲んだりできる場所。

時には、お爺ちゃんが子どもたちに手遊びや将棋を教えたり、子どもたちがお年寄りにスマホの使い方を教えてあげたり。そんな大家族のリビングのような光景がここで見られることを楽しみに、日々奮闘しています。

他の子ども食堂と大きく異なるのは、営業時間。

毎日、朝10時から19時まで。

「だって、ご飯は毎日食べるものだし、子どもだけでなく、地域の方々に気軽にいらしてもらいたいから、毎日朝から晩まで開けてます！」と豪快に笑う姿には、何の気負いもなく、ただ心からみんなに笑顔になってもらいたいという想いが伝わってきます。

元々居酒屋を経営していたので、料理はお手の物。

できる限り国産食材を用い、冷凍食品は一切不使用。

たとえば、ミートソースもきちんとトマトから作るというこだわりよう。

家族の身体を考えた、まさに「おふくろの味」が満喫できます。

メニューは基本的には日替わり定食のみですが、オープンから取材日の今日(5/14)まで、まだ同じメニューは一度もないというバリエーションの多さも魅力です！

栄養バランスも考えた定食が、子どもは300円、大人600円でいただけます！

将来的には、子どもの食事を100円にできるよう、支援も募っています。

子ども食堂を開かない土・日・祝はレンタルスペースとしてお部屋を使うことも可。

2Fの8畳間は1時間500円の破格値で毎日レンタルOKなので、お教室を始めてみたい方にもピッタリです。

月1回程度、日曜日にイベントも計画中です。

5月はぎょうざ作りを予定。(※詳細は決まり次第、別途お知らせします。)

ちょっぴりレトロな、でもあったかい昭和なリビングの風景がここにはあります。