発見!福島男子
「生まれ変わっても獣医師になりたい!」。クールな表情の下に熱い想いを抱く熱血漢
「どうぶつ病院 ホープアニマルクリニック」の院長 中作 陽介さん。
診察の時の真剣な眼差しも、大好きなわんちゃんの前では、つい笑顔に。
奥さまの内助の功に支えられ、100%全力疾走する毎日です。
物心ついてから、ずっと犬と暮らしてきたこともあり、とにかく動物が大好き。中学生の頃には、「獣医師になりたい」と思い、その夢を実現させた努力家の中作先生。
「獣医師をしていて、1番嬉しいのは元気になった子が、飼い主さんと笑顔で帰っていく瞬間です。でも、心に残るのは、助けられなかった命。もっとああしていれば、あの時こうしていれば…という想いはいつまでも心に突き刺さっています。」という中作先生の言葉は、いつも真剣に患者さんと向き合っているからこそ。
通常の診療時間を22時までにし、入院患者がいる時は必ず病院に泊まり、数時間ごとに様子を見るなど、「動物が好きだから」という気持ちだけでは続けられないハードな毎日をもう何年も続けておられます。
「家族より病院が大事なんですよ。私が風邪を引いた時も、うつると患者さんに迷惑がかかるからと家に戻らず、病院に泊まってましたし、自分が大変な病気の時も結局1日も休むことなく、診療してました。とにかく獣医という仕事が好きで仕方ないんだなとあきらめてます」という奥さまの表情は、呆れながらも誠心誠意患者に向き合う夫が誇らしいご様子。
表向きは休診になっているお正月三が日でさえ、定期的な点滴が必要な患者さんのために診察を行っているとか。そんな先生も年に1回、息子さんの運動会の時だけは休診する家族思いな一面も。
夢はもっと専門分野を増やし、1匹でも多くの犬・猫を、そして1人でも多くの飼い主さんを笑顔にすること。
実はお化けや幽霊が少し苦手で、一人で病院に泊まり込む時も内心ちょっと怖いと恥ずかしそうに話す先生。人見知りで照れ屋という自己評価ですが、内にある熱い想いがしっかり伝わってきました。